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さみだれの部屋


[797] バイブレーション
詩人:さみだれ [投票][編集]

満足できないわ
天国ではないから
断頭台のそばを過る
鳥だってきっと同じでしょう

汚れたりしないわ
意識は私のもの
連続回転有限粒子
見た目じゃなんのこっちゃわからないでしょ

ちっともこっちを見ないのね
勝ち戦ばかり求めちゃって
私の槍に貫かれるのがこわい?
なんて言わないでね

鋼の心なんてないの
革の服一枚で生きてるの
私は最後の魔王の城にすら
通してもらえないの?

私の名前をちゃんと呼んで
犬だってすっかり覚えてるのに
唯一無二の私の名前を
その頭に叩きつけてください

2014/04/11 (Fri)

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