詩人:さみだれ | [投票][編集] |
バイパスの橋の上で見てた
メランコリヤの情景は
夜が外套の下に隠して
あとどれくらいの命だろうかと
この日の空に問う
悲しみこそあれど
喜びを忘れちゃいない
くたびれた足を引きずった先に
あなたが手を伸ばしてくれたら
そう思う心を夕景に流して
誰かが憂いてくれたら
涙を察してくれよ
わがままにもほどがある
笑顔の裏に隠した本心を
諭すくらい
わかっていたい
わかりあっていたい
つまらない思いの丈を
聞くのも辛いことでしょうが
この手の先に願った姿が
月にも嫌われて映えることなく
世界に存在しない慈愛の生き物を
その目に僕しかうつせない
メランコリヤを