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さみだれの部屋


[839] メモリー
詩人:さみだれ [投票][編集]

今にも壊れそうな時計塔
石畳の隙間から伸びていく草
まるい空には虹が架かって
知らない鳥が飛んでいく

誰かが言っていた
「いつか見離されるから
僕らは何をやったっていい」

誰かが笑い飛ばしてた
「それが今なら何をするんだ?」

時計塔の下で祈る人
屋根の上に突き抜けた木々
大きな空には虹が架かって
月が小さく影をひそめる

2014/11/18 (Tue)

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