詩人:さみだれ | [投票][編集] |
未来はきっと
あなたが思うようなものじゃない
木の枝を振り回して
勇者を気取っていた
あの君が思うようなものじゃない
「だけど僕には世界が変わっていくように見えるんだ」
海の中で見ていた光は
限りを教えているようで
手を伸ばしてみても
ゆらゆらと遠ざかるだけ
僕の背中に広がる未来は
どこまでも暗がりが続いている
だけど僕には聞こえているよ
君の声が
希望に満ちて はしゃいでいる足音が
未来はきっと
誰が思うようなものじゃない
あなたがいる
きつく握った
その手が世界を変えて
「それがいいよ」と
君の声が
希望に満ちて