日向を歩く背中を追って愛の尊さを知ろうあなたの腕に掴まるまで曇りなき青空であろう胸の奥所(おくが)に住まう喜びを遠く逃がしてやろうその日がどれほど酷くても手を振りほどいて見送ろう夕べの祈りはたゆたう星に暁をもたらし宵の願いは窓を開け月を仰いでいるこの詩歌があなたに届けば誰かに届けば日向に連なる景色の際にその手を触れさせてそして今よりも知ろうあなたの喜びを
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