詩人:さみだれ | [投票][編集] |
手が自分のものじゃなくて
不気味だ
見ているものが誰かの差し金のような気がして
どうでもよくなる
生きていなくても生きる方法がある
そう思うのが死ぬこと?
神様を殺そう
そう言ってた人
誰だったろうか
何度も死んだんだその人
誰だったろうか
頭の中氷が入ってるみたい
とても気持ちのいい
そんな地獄
わかってるよね
空が青くなくなる
クオリアを持っていかないで
私はにんぎょのもりを歩いておりました
神様を殺そう
草木が嬉しそうに話しかける
庭のプランター
どこにいきたいかわからなくて
ふたりは海を漂う
宇宙人はニンジンを食べられず
怒鳴られて怒鳴られて
誰に?
生かされている
神様を殺そう
夕暮れに現れる
あの黒いの
誰だったろう
毎日浮いて
落ちていた人
誰だったろう