深い眠りの底に昨日が積もってあなたを象る誰かを思う胸の温かさがあなたのぬくもりこの手に触れて自分を見つけたよ約束の果てに消えていく灯火をあなたの命と呼ぶならいつまでも守っている桜の葉が落ち見える陽のなかにあなたの声を聞いて頬をなぞる雨あなたは歩く思い出の街路をその先にまだ僕はたどり着けない
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