深い海の底で骨になったあなたに寄り添う私は透明な体でふたりしていないもの同士だねって私だけが笑うのどこにも行けなくていいよどこでだって幸せだよそう言っていたあなたの笑顔を思い出して私の心はひとつ大きく鼓動してずっとこの海を波になって泳いでいく二人の代わりにずっと
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