世界が変わるよりも花が咲くことを喜んでいる息をしている今を忘れるほど君を見ている拙い言葉を海に放とう浮いてきた言葉を掬い上げようそこから選んだものだけで僕だけの船にしよう世界が終わるよりも生まれる奇跡を思っている声に出せるだろうか目の前で笑う君を見ているやわらかい気持ちだけを両の手のひらに包んだならあけ渡す瞬間だけを二人の世界にしよう
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