ホーム > 詩人の部屋 > さみだれの部屋 > 冬凪の水面

さみだれの部屋


[922] 冬凪の水面
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

虹色の輪郭に目を輝かせて
ふたりは夜の街の上
手をとり回りながら
滑るように 鳥のように
離れていく 営みの音、光、遠く
夢を見る
虹色の輪のもと
ふたりは夜を追い越して
たどり着く暁闇を前に眠るだろう

2018/01/02 (Tue)

前頁] [さみだれの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -