君の大きさの分だけ

ぼくの涙を受け止めてくれる？


頑張った分だけ

恥ずかしく顔を歪ませて泣いて良い？


君とぼくとの繋がりの強さの分だけ

みっともなくてもいいかな？



純粋な気持ちを君に


透き通ったぼくを君に


ぼくが毎日育ててきた愛を君に



こんな気持になりたかった


こんな人生が欲しかった


こんなものを信じたかったんだよ



ずっと

全然きれいな終わり方じゃないね

最後くらいプレゼントしてよ

せめて気のきいたラストくらい

私にプレゼントしてよ


本当に好きだったんだから

あなたのこと

本当にもっと知りたかったんだから



たとえ気まぐれに会う関係でも

その中で

ゆっくりでも

その中で


ずっと見ていたかったんだから


忘れたくなかったんだから


ずっと片隅に見ながら歩いて行きたかったんだから




だからそう言ったの

だからそう言ったの

だけど


あなたは最後まで



あなたが一番好きなのね

アナタなら、唇を重ねてくれると思ったから

アナタなら抱きしめてくれると思ったから

アナタなら良いと思ったから

ただそれだけなんだ


稀に生まれる気持ちだなんて想ってないよ

そこら中の石みたいに転がってるような気持ちだよ

そういう風に思うしかないよ

だってまだよく知らなくて


だけどアナタを幸せにしたいと思ったし

アナタとなら幸せだと思った



それだけなんだけどね

やっぱり本物なんだよ

狡いくらい綺麗

君はまるで

小説に出てくる

架空の人物みたいに

完璧で


決して届かない


それなのに

クルクルと表情を変えて

ただの作られた綺麗なモノじゃない事を

思い知らされる



良いよ傷つけても

私が傷つかない限り

君はキレイゴトを

口にしてしまうから

綺麗な君が一番嫌いな

キレイゴトを



大丈夫

ちゃんと

言って

私は少しも可愛くない


追いかけてくる愛は

見当違いで

向き合えない


なんて

本当に最低だ


欲しくて欲しくて堪らないくせに


傷つけたくない以上に

もうこれ以上は傷つきたくないから


あなたは骸骨に幻想を抱いていて

分かってないの


誤魔化しの笑顔で

せっかくくれたものを

踏みにじってる


そんなつもりはないなんて

言い訳で

あなたの気持ちを

真っ直ぐに受け止めないように

角度を変えたりしてるのよ

わたしを守ることで

頭がいっぱいの

それがわたし



あなたに何かをあげられたとしても

全て終わった時に掌を見たら

何もないのが

それがこわい


「ありがとう」

なら

何億回でも

心から

あなたには言えるのに

自分にとって
唯一の真実が
神様なら



キミこそが
神様
だったんだね



神様は
もういない


寂しい

星を見上げた

わたしはやっぱり

一人だった

悲しみの続く毎日

あのときから

日々にずっと痛みがあった


ちいさな頃から

生まれたときから

私は泣いてて

痛いことに抵抗しない子だった


心地良い

寂しさや辛さを抱え

眠気の漂う一人の檻で


私は私を何度も抱いて

ただ甘えて


出口が

見えないのを

いいことに


毒を飲んで

甘えてた


あまい

悲しい闇で

君が言った

対等という名のもとに

約束された関係

それが私たちだと


知ってるでしょう

私だって馬鹿じゃない

要はバランスが大事ってことだ


寂しいと言ったら罰ゲームをしなくちゃいけない

だけど困った時には助けてくれる

あなたは優しい人ね

たまに驚くほど冷たいけれど

それは目をつぶろう


気持ち良いことも大好き

手を握りあって

好きと囁きあって

×××


寂しいと言ったら罰ゲームをしなくちゃいけない

しんどいと言ったら

そこで全て終わり

愛してるとは言っちゃいけないね

一生なんて言葉は口にできないね


寂しいよ


なんて言ったら

罰ゲームをしなくちゃいけない


愛し始めてるよ

君のこと

内緒だけどね

後悔

してる

何故かって

分かってる


よく

分かるの

後悔の理由だけは



たとえば

膝枕

してあげればよかった

彼はよく

頭をちょこんと乗せてきた

それさえも優しく受け入れられなかった


心が純粋で

心が狭くて

心が子供な

アタシ



例えば

大好きよと

本気で囁ければ良かった

彼が

好きかときくまで

好きだと言えなかった


心が純粋で

心が狭くて

心が子供な

アタシ



軽く甘えることを望んでた彼


お料理に

お洗濯

お掃除

彼が嫌がらない程度に

軽くこなせれば良かった



どうせ我慢続きの関係だったのだから


もっと大人になって


彼のことを考えられれば良かった

あの時

壊れたものが

治りそうにないのを

初めて感じた


キミのついたあの嘘が

本当になっても

何十年経っても

私はもしかして


時々涙を流すかもしれない


埋められない時間

キミは離れてた

止められない時間

また離れていく




もうすぐに

きっとキミがついた嘘は本当になる


キミはその子の為に笑って

私のことを忘れてしまう