ホーム > 詩人の部屋 > kocaの部屋 > 故郷

kocaの部屋


[26] 故郷
詩人:koca [投票][編集]

電車の窓辺

通りすぎていった町が

一つの島のように見えた


ずっとあの場所で

泣き虫だった幼児期と

お転婆だった少女期

そしてあっという間に

君と過ごした時間が過ぎた


みんなあの場所で起きた事



通りすぎていった

一つの小さな町の

小さな学校

小さな思い出の川

小さな君


君のいるような錯覚

君はいない町

2009/01/21 (Wed)

前頁] [kocaの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -