広い世界を見てみたい
知識ばかり増えても
経験は1年たっても1ミリ増し
この眼が覚えている景色も
この頭が覚えている動作も
種類が品薄
地球の真ん中で叫びたい
どこにも属さず
何も所有しない
誰も私のことを知らない
そんな世界で
誰にも見せたことのない笑顔をみせて
ダンスを踊って歌をうたい
皆に私を語る
そんな世界が突然現れたら
きっと私は泣くのだろうけど
そんな世界は本当はないから
知識だけが増えていくのだろう
変わらない
広い世界も見られない
だって私には格子が見える
2009/01/22 (Thu)