詩人:子犬 | [投票][編集] |
過ぎ去った思い出が
喜び 悲しみを握ったまま
あいかわらず暗いこの場所で
上映される
いらない涙はここで捨てて
キレイになった心をプレゼントしてくれる
そして今日もまた
いらないものはここで捨てられ
過ぎ去った思い出が
私たちを魅了する
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川にうつる
もう1つの月
羨ましく思いながら
いつも見ていた
折り鶴たち
白い折り鶴は 黄色いカバンをもって
緑色に飛び込んでいった
緑色の感触 風の香りの色が
月によって
映り出された 白い折り鶴を
染めていった
白い折り鶴
そして黄色いカバン
ぐしゃぐしゃになるまで
キラキラ色が
流れこぼれた
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黒い君と2人
ホシたちが見下ろす中
形しかない君と
手を重ねて歩く
形が少しずつ
変わりながら
見た青黒い雲
三日月ライトの下
幻影に酔いながら
1人座ってる
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大きな声だして 叫びたいんだ
大きなしずく流して 泣きじゃくりたいんだ
いつも背を向けている
自分を 知ってもらうために
大きな声だして 走っていきたいんだ
大きなアシアト残して 突っ走っていきたいんだ
苦しんでいる
自分に きずいてもらうために
誰かに 振向いてもらうまで
泥だらけの自分を残したいんだ・・・
だから
私は 形のある
あとを
残したいんだ
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何も 汚れのない
あの虹を
懐かしく
思いながら
見つめていた
いつから こうなったのだろう
いつのまにか
色とりどりに光る
小さな水晶が
頬を
転がり落ちてきた
なんこも
なんこも
今は 汚れてしまった
あの虹に
見えるだろうか
こんなに
奇麗な
水晶の光りを
そんな気持ちが
マルク
溢れてくるばかり
私は
今も
小さな水晶が
頬を転がり落ちている
懐かしい
虹が
見えるまで
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2匹で 歩んだ筆先
僕は 筆の上をつかんで
2匹に 描かしている
2匹が 噛みあうと
僕は 喜ぶ
2匹が 走りあうと
僕は 止まる
手は 真逆な動きなのに
なぜか
微笑んでいる
僕がいた
2匹 よりそった子犬
もうすぐ 1匹になろうとする
今まで 筆を動かしていた
物語が 虹色に輝こうとしている