ホーム > 詩人の部屋 > 子犬の部屋 > まぼろしぞら

子犬の部屋


[18] まぼろしぞら
詩人:子犬 [投票][編集]

空を掴んでは風になって溺れてく
夢の中ではちゃんと掴めるのに
叫んでも届かないこの思い巻き戻す
そんな繰り返しのままでいいのか?

泣いて叫んで迷ってくこの道
どのぐらい迷えば掴めるかなんて知らない
何かを取り戻すことって
迷いに壁をつけたら風に流されるだけ

巻き戻される幻を壊しながら
無防備の心を温めてく

進んでも変わらない地平線
自信は少しずつ風にさらわれていく
何かを掴むことって
そう簡単に得られないことなんだね


空を掴んでは風になって
幻の中へ駆け込んでいく

2005/02/06 (Sun)

前頁] [子犬の部屋] [次頁]

- 詩人の部屋 -