見ないでほしいこんな情けのない僕などでも見てほしいこんなに君を好きな僕をああどちらも君に求めてしまう僕はできれば君になってしまいたい君の全てを分かっていたい君に全てを分かってほしい欲望は際限無く僕を侵食する僕の顔を映す君の瞳がほしい僕の名を呼ぶ君の声がほしい僕の指を滑る君の髪がほしい僕の唇を塞ぐ君の唇がほしいしかし一番ほしいものはやはり『君に愛される僕』、なのです。
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