なんて明るくて楽しげで美しくて薄っぺらな唄あなたはいったいそれで何を歌うという派手にきらびやかな服を着たその言葉は意味を忍び込ませるポケットもない何を歌うという何を歌うというああなんという空虚そこにあるものはなんの存在意義もないそして皮肉にも私のこのアイロニーさえ何も伴うものはないのだ世界は色を封印した
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