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こじろうの部屋


[9] 反射熱
詩人:こじろう [投票][編集]

半袖から風が入って
なんだかこそばゆいのです
君の白がさらけ出されて
ちょっぴり早くなる心臓

キラキラ光るものになりたいな
鳥の影が閃った

教科書にぶちまけた
落書きはうっかり消えない
まさか君に見られることは
ないとは思うけどちょっと…

君はあんぱんと牛乳が似合う
僕の君メモに追加

そろそろ夏がくるな
毎年のことです
別に君と目が合ったから
紅い訳じゃないのです

アスファルトは熱くなって
僕を焦がしていく



思ってることはいっぱい
伝えることは難題
まさかの展開を想定
やっぱり何もできない僕は

明日にはきっと変わっていたいな
雨の予感がした

ときどき目が合うよな
なんてただの妄想です
別に君が眩しいから
逸らす訳じゃないのです

アスファルトは熱くなって
僕の脳を溶かす



そろそろ夏がくるな
毎年のことです
別に君と目が合ったから
紅い訳じゃないのです
僕らは変わるかな
自信はないけれど
勇気を出そうと思うのです
指先が震えるけれど

アスファルトは熱くなって
君を紅く染める

2008/06/06 (Fri)

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