詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
君が好きな食べ物
一人で食べてもあまり美味しくない
君が好きなカクテル
一人で飲んでも酔えない
君が好きな音楽
一人で聴いても何か足りない
君が好きな海
一人で行ったら寂しい青色
最近帰り道はずっと君の後を追って
行き道はずっと君が来るのを
振り返って見てる
君が好きになった街
一人で居たら別の街になる
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梅田 ミナミ 心斎橋 京橋 新世界 OBP
自分がいつも居た空間
離れてた時間の分だけ
自分の知らない顔をしていた
何より自分が変わったことに気付くのに
さしたる時間は要らなかった
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街の一番底に居る生活
下から見上げる生活
人々から見下ろされる生活
道端にダンボールで生活するオッチャン達に混じって寝て
当ても無く徘徊する生活
全く別の存在の如く見られてる
でも
意外なほど悪い気はしなかった
視点が変わっただけだから
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いったい何が僕たちをこの世に引き止めているのか
もう未練も何もないのに
ただただ生きるだけの毎日を繰り返す
そんなのはいらないのにね
でも生きていかなければならない
もう少し頑張ってみようかな
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陽が長くなった分
君を想う時間が増えた
いつも想ってない様な言い方でごめん
夕陽を見れば見るほど
早く君の待つ部屋に帰りたいと想うから
余計に想ってしまうんだ
君が居ない部屋は
君に電話して
ここを君の居る部屋にしてしまう
そんな僕の一人の夜の部屋
必ず君が居る部屋にしてみせるよ
近いうちにね
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新しく買って手に入れた
携帯電話
色々いじくり回し
音楽を取り込み
壁紙を設定して
目覚ましを決める
自分好みの色に変える様は
恋によく似ている
新しいタイプが出たら
機種変更して
また自分色に染めて行く人
愛着があってなかなか
捨てられない人
古い機種を大事に取っておく様は
未練があってどうしようか悩む人
携帯電話がなくてはならない
今の時代
恋もやはりなくてはならない時代らしい
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犬や猫になれたら
自由気ままに
己のプライドに従い
自由気ままに生きる事も叶うのに
鳥になれたら
何不自由なく空を飛び回り
番いになれば
他のモノに目もくれる事無く愛して生きて行けるのに
人として生まれ
生きて行く事に感じる窮屈さとは
如何に苦しいものなんだろう
疲れを感じる事無く生きて行ける強さと意志
それはどの時点で形成されるのだろう
誰か答えを下さい
そしたら
今の人と共にそこまで戻って
やり直すのに