詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
離れているのは体だけ
心まで遠くにした訳じゃないのに
何故なんだろう
いつでも会える距離に居ないせいか
気持ちにズレが出来かけている
会いたいな
いつも近くに居て欲しいな
片付けなきゃいけない荷物が多いから
今すぐ行けないんだよね
空を飛べる靴があるなら
手をつないで何処までも行くのにね
その靴を君にプレゼントして
君からも飛んで来れる様にしたいね
それで一緒に荷物を片付けて
燃えるゴミの日に出してしまいたいね
僕は一人でも生者のゴミと闘えるけれど
君がそばに居て支えてくれたら
何があっても負けないのにな
だからそばに来て一緒に闘って欲しいな
君は君の自由の為に
僕は僕の自由の為に
二人で二人の未来の為に
どうして君と出会う前に生者ゴミと出会ったんだろう
何だか心が痛い
もっと早くに会いたかった
後悔はまとめて死ぬ時にする筈だったのに
君と早くに出会えなかった事と
生ゴミと一緒になった事は物凄く悔やまれる
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新しい携帯電話を片手に
新しい鞄に服を詰め込んで
新しい街に新しい住家を見つけて
新しい仕事に出掛けて
新しい生活を始める
もう新社会人って年齢では無いけれども
これからは新しい自由を手に入れる
自分の為の戦い
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耐えられない程に傷つけ合ってたね
気持ちを素直に表せないからすれ違ってばかりで…
悲しい現実を乗り越えないといけないね
二人が望んだ新しい命を散らした事
本当に愛する君を幸せに出来なかった事
僕にとっては最大の罪
もう悲しみも苦しみも与えたくなかったのに
君に付けた傷
悲しみ
苦しみ
涙の跡
僕に償うことをさせて欲しい
二人で結った絆を取り戻したい
もう何者にも何物にも崩されないくらいに強く強く
君にもう一度微笑んで欲しい
君の笑顔は幸せそのものだから
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戦う日の前日は
浮き足立って
落ち着かなくて
不安になって
情けなくなって
怒りが沸き起こって
吸い殻が山のように盛り上がって
話相手も寝てしまって
逃げ出したくなって
喉が渇いて
自分一人眠れなくて仕方がない
何で君はそんなに高イビキで眠れるの?
鼻、つまんでやろうかな
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少し多くなった自分の荷物
燃えるゴミと燃えないゴミに分けてみた
棄てきれない想い出もゴミ袋に投げ入れた
そうして残ったものをみると
今まで何をしてきたんだろうと再考してしまう
いつもいつも他人に合わせて
自分一人での判断だけでは行動しなかったせいか
いざとなったらこれが正しいのかどうか
自分一人では解らない
こんな迷いも一緒に燃えないゴミ袋に入れてしまえれば
今の自分にはならなかっただろうな
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近松の世界ではないけれど
此度の生で共になれぬなら
死して常世で結ばれよう
その気持ち
解らないでもないな
実行するかはさておいてでも
それもひとつの愛の形
ただ疑問なのは
あの世がどうなってるか
ただそれだけ
本当に結ばれるのかな
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もし願いがひとつだけ叶うのならば
ってよく聞かれるけれど
あれ
本当にならないかなぁ
もしひとつだけ叶うなら
この記憶をもったまま10歳くらいのころに戻りたい
そうしたら今の自分にならないように生きて行けるのにな…
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いい加減諦めつかないかな
これだけ拒絶されてもついてくるなんて
見苦しいにも程があるよ
何かあればいろいろな理屈をこねだして
すぐに人の反応を伺う
そう言った行動は逆に冷めるよ
諦めないならこちらとしても行動に出るよ
はっきりと言って今の君には殺意しか芽生えてこないから
これは俺のエゴだろうけれども
お互いのエゴをぶつけ合って納得しようなんて俺は考えないから
最後に泣きを見るのを覚悟しなよ