詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
自分の元から去ってゆくのを容認出来るのならば
こんなに苦しんだりはしない
自分から去っていくのを容認されないから
荒んだり蔑んだりするんだろう
罵って踏みにじってやるほどの勇気が持てないから
何かを求められたら惰性で叶えてしまうんだろう
今自分を一番必要としてくれている人の元に走る為に必要なものは
一体何のか
それを知っていても安易に出来ない周りの環境
乱立する脅威
悪意の無い好奇心
何処で狂ったのかは良く分からないけれど
今自分の行いを止めようとする周りのお節介
こんな人達を要らないと感じられるから
狂ってるんだろう
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ずっとずっと一番遠い場所から
あなたが近づく事を感じてた
たったひとつの幸せ引き連れて
ただあなたは何かの陰におびえて
何かに遠慮して
その一言を発するまでに随分と時間がかかってただけのこと
歩いてきた時間よりも多くの時間がかかってただけの事
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もう僕は飛べなくなった
だからいつも空だけ見上げて
羽があったときの事を思い出して
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
泣きながら過ごす
泣きすぎて涙も出なくなった僕の目に映った空は
雲一つない青い空
飛びたい
飛びたい
飛びたい
飛びたい
飛びたい
羽は無いけど心だけ飛んでいった
今の僕は冷たい身体
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電話
ポケベル
携帯電話
インターネット
電子メール
等など
気持ちを伝える手段は
今の世の中
多々あるけれど
口にした想いの強さは変わらないんじゃないかな
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ふと我に返り
全てが夢だったと想えて
手を伸ばしてみる
何も掴めないけどそれはそこにある
目に見えない何か
形として触れない何かが
そこの曲がり角にある
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限界に近い
ただただそう想う
何に対してなのかははっきり掴めないでいる
フワリフワリと漂う霧の如くかすむ頭も
誰かが誰かに対して抱く感情にさえも
既に限界を感じ始めている
今日ほど煙草が不味いと思った日はない
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臆病者だから
あなたにそっと尋ねてみたい
私にはもう興味無いの
私が嫌いになったの
でも聞けず終いなんでしょうね
私はただ
愚か者とののしられても構わないから
あなたを信じるもの
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好きなときに
好きなだけ
好きな人に
好きなだけ
好きを言おう
言い飽きて
唇が麻痺するまで
呂律が回らなくなるまで
耳が腫れるまで
聞き飽きるまで
好きを言おう