詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
大丈夫だよ
ありがとう
優しいんだ
言われて本気でドキッとしたよ
心配そうなあなたを見て
大丈夫って声かけるのは
ごく普通だと想ってたよ
でもありがとう
優しくはないけれど
本気で心配したんだ
あなたが好きだから
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これだ!
と想う瞬間には君はいなくて
決めた!
と想う瞬間には君はいない
無理やり押えつけてそれを言ったら君はどんなに驚くのか楽しみにして君の肩に手を触れようとした時には
君はもう遠い存在だった
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う うつむいてその手を眺めて
く 繰り返し繰り返し
す すり潰した苦い想いを握り締めた
つ つまらない生き様と
ぬ 塗り潰された心模様と共に
ふ 振り返ったその先には空虚と
む 無残に散った夢の欠片が
ゆ 夕暮れで朱に染まる陽で
る ルビー色に輝いてた
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い いいじゃない
き 気にしなくたって
し 死ぬわけじゃなし
ち 血を見るわけじゃない
に 人間として出来ることしたんだもん
ひ 非難される覚えないでしょう
み 皆が敵でもあたしは味方ってことに
り 理由なんていらないでしょう
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あ 会いたい逢いたい遇いたいと
か からっ風に消え去るような声で
さ 囁くように言ってみて
た ただもうひたすら
な 涙堪えて空見上げて
は 鼻すすって
ま また一歩踏み出した
や やんわりとした陽と冷たい風の中
ら 落書きみたいな街をすり抜けて
わ 笑いながら涙しながら