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野上 道弥の部屋  〜 新着順表示 〜


[138] 陽の色
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

哀しみに襲われて何も手につかないでいる
寂しさに襲われて涙に暮れる
苦しみに襲われて膝を抱いている

闇色の感情に襲われてただただ激しく誰かを追いかけている



優しさに襲われて激しくあなたを求めている
愛しさに襲われてただただ激しくあなたを愛してる

陽色の感情が占める割合は少なくても強気なもの

2004/01/17 (Sat)

[137] 場所
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もうこの場所には居たくないと
いつもいつも泣くだけしか出来ません
この場所から逃げ出したくても
足枷が重くて動けないのです

足枷って自分の心なのかな
答えが見つからないから
私はいつまで経っても動けそうにありません

今夜も泣いて過ごすだけで終わりそうです

2003/08/10 (Sun)

[136] 日の出
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空が陽に焦がされる時間

           新しい朝が来た



           呟いてみたら


朝はいつでも新しい物だと気付く

2003/08/04 (Mon)

[135] 同棲未満
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必要以上に近い位置にいる二人だから離れて暮すのは不自然に感じるようになった

そんな具合の今の彼と彼女

2003/08/04 (Mon)

[134] 海月
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

海月のように浮かんでいたい誰一人いない夏の夕暮れの海

海鳥達も羽を休めに巣に戻ろうとしている

朱に染まった波は規則正しく体を揺らしては沈めて返って行く

陽が沈みきって星が瞬いて月が照らす砂浜に寝そべり

自分がどれだけ小さくて弱い者かを再確認できたら

そのまま眠って陽が空を焦がすのを待とう


1日くらいそんな風に無駄に過ごすのも悪くないから

2003/08/03 (Sun)

[133] 都会の灯
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

夜毎繰り広げられる街中のドラマ

自分もその中の主人公になるべく徘徊した


          都会の灯かりの下では自分に嘘はつきたくなかったから

          今日も涙だけは堪えて喧嘩は我慢しない


たった一つしかない真実よりも

無数に転がる目の前の現実だけが大切だった



今はもう戻る事も無い過去と言う名前の真実

2003/08/03 (Sun)

[132] 琥珀色したグラス
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何もする事無い夜は
本でもじっくり読みながら
うだるような暑さを忘れていく

それはさながら
秋の夜長の前哨戦の如く
ただただ読みふける

グラスの中の氷が音を立てて割れると
琥珀色が冷たくなった合図
薫りと喉を焼く感触を楽しんで再び読みふける

夏の夜の過ごし方

2003/08/03 (Sun)

[131] 転寝
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

      転寝する君の寝顔をただただ見ていた

いつ目を覚ますのか解らないけどただただ見ていた

           鳴らない携帯電話を弄んで

         好きな音楽小さく小さく聴いて

       たまにヘッドライトを追ってみたり

           誰に言うわけでもないけど

                どうしようかな

              なんて呟いてみたり

      君の頬に風が揺らした髪が落ちたから

             それを直してあげたり


ただただ君の寝顔を見ていたそんな夜

2003/07/29 (Tue)

[130] 行こう
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     さあ行こう

     前を向いて

     霧ばかりの

     立ち込める

     自分の未来

手を引いてあげるから

2003/07/29 (Tue)

[129] 願い
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

どれだけ一緒に居ても願いばかりが強く出てくる恋する気持ち

口にはしないけど伝わってるのが嬉しくて

いっぱい伝わって欲しいと欲が出る


それも願い

2003/07/25 (Fri)
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