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野上 道弥の部屋  〜 新着順表示 〜


[258] 怖い夢 見そうで
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 怖い夢見そうだから

 今日は寝ない



 ひとりなるのが怖いから

 今日はずっと誰かと話する



 寂しさばかり感じるから

 誰を呼ぶのもあなたの名前

2004/11/25 (Thu)

[257] 両手でね
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両手でね

     両肘ぎゅっと掴んで

     前かがみになって

     もともと無い腹筋に目一杯力入れて

     

     思わずこう叫んじゃった



    お願いだから僕の前で誰一人苦しまないで


     

       泣きながら続けた言葉たちは



      いなくなっちゃうのはもうヤダヨ



      おいていかないでよ



       ひとりにしないでよ

2004/11/25 (Thu)

[256] 天と地に拡がる星空
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         イルミネィション

真下に見下ろしたら

         天と地との星空が

私を宙に舞わせるの


              二人の部屋の鍵を開け

             一人であなたを待つ時間

               寂しさも募るけれど

                楽しみも募るから



      部屋からの四角い天地の星空に

      私の寂しさを溶け込ませるの

2004/11/24 (Wed)

[255] 遠い距離
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あなたの声が

私の記憶から薄れていって

     補充したいから

    寂しくないように

    いっぱい会話して

      逢えない時間

  埋めてくれるくらいに

    いっぱい話するの


  でもね


どれだけ長い時間

あなたと話しても

足りなくて

長電話も

会えない時間に比べたら

ほんの一瞬


       逢いにきて

       て言ったら


       あなたは飛んできてくれるかな

       逢えない時間

       寂しい心

       満たしてくれるかな


声にならない私の声

聴こえるかな

電話越しでも

2004/11/24 (Wed)

[254] 傷跡
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手首の傷

    まだ消えない

消えないで

     癒えなくていいから

              残っていて

歪んだ愛情の

      正しい証拠

           二人でつけた

                 愚かな傷跡


一生消えない傷で

        消さない傷の

              消したくない傷

2004/11/23 (Tue)

[253] 気の早いクリスマス
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街には気の早いアヴェ・マリアが流れてて

        ほんの少し前まで暖かく

まだ秋が負けないように頑張っているのに


       港には光に溢れた

       青色のツリーがあった

   その前に座って ただ 何をするわけでもなく


   あなたの声が聴こえたかのように

   やっぱり声が聴きたくて

   ツリーの周りを目を閉じて一回り


     もし この場に貴方がいたら

     何て言うのかしら

     何をしてくれるのかしら


   そっと目を閉じて

   キスをせがむように

   爪先立ち


     青色の影だけは

     私の影にキスをくれるのに

     私は一人で空回り

2004/11/23 (Tue)

[252] 最後の一欠片
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     果報は寝て待て

     そんな言葉当てにしていたような

     してないような

     足りなかった最後の一欠片

     君をずっと待ってた


     決心してくれてありがとう

     心からありがとう

2004/11/23 (Tue)

[251] あの時の
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僕が居る時間は

想い出から動いていないんだ

二人が笑ってた時間も

愛しあった時間さえも

無駄に想い出さないように

思い浮かべないように

夢からも消し去って

もう一度二人始めた時に

あの日の続きから再会するように

2004/11/22 (Mon)

[250] 
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 もうずっと交わしてない唇を

      すっと愛でてみた


 そして

    指で動かすの

 

 
 さ よ な ら


 と

2004/11/17 (Wed)

[249] 秋の砂浜
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秋の砂浜は

もう冬の風が走って

砂浜踏みしめる音一つ

一人歩きが余計に寒さを感じさせるけれど

暖かいミルクティの缶を握り締めて

ただただずっとずうっと

月の無い星空見上げて

波の向こうの君の最後の笑顔

想い出してみる

2004/11/12 (Fri)
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