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野上 道弥の部屋


[222] 金曜日のホテル街
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

解けた長い髪

振り乱し

はだけたブラウスで

荒い息を付く


          重なった時間だけ

          永遠が肩を抱く

          触れ合った時間だけ

          気持ちが暴走する


朝も夜もない部屋

たどり着く場所は

一体何所なんだろう

何時なんだろう


          甘い声でまた耳元で囁く

          もっと触れていたい

          もっと側に居たい

          もっと時間を忘れたい


この空間と時間と二人が永遠だったらそれこそ

2004/08/21 (Sat)

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