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野上 道弥の部屋


[312] うくすつぬふむゆる
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

う うつむいてその手を眺めて

く 繰り返し繰り返し

す すり潰した苦い想いを握り締めた

つ つまらない生き様と

ぬ 塗り潰された心模様と共に

ふ 振り返ったその先には空虚と

む 無残に散った夢の欠片が

ゆ 夕暮れで朱に染まる陽で

る ルビー色に輝いてた

2005/01/01 (Sat)

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