ホーム > 詩人の部屋 > 野上 道弥の部屋 > 一つ目の壁 二つ目の階段

野上 道弥の部屋


[327] 一つ目の壁 二つ目の階段
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

前を見て

 歩きすぎた所為だろうか

  もうボロボロになってたことに今更気づいた


登れない壁は

 過去に蹴り壊したはずなのに

  また目の前に立ちはだかって


長い階段は

 短い足を振り出して

  3段飛ばしで駆け上がったのに


         またそびえたってやがる



行こうか

 そろそろ

  もう一人じゃないし

   ここから抜け出して遠いとこへ行こうって



誘ってくれたんだから

2005/01/12 (Wed)

前頁] [野上 道弥の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -