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野上 道弥の部屋


[50] ボタン
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

    彼はその手で幸せのボタンをかけ違えた

   あの娘は涙に濡れた手で愛のボタンをはずした

  大統領は血塗られた手で平和のボタンを緋に染めた

   奴等は薬漬けの手で生命のボタンをむしった

   あなたの手はそのボタンをどうしますか


2003/03/19 (Wed)

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