「ここが邪馬台国だったのでは」とも言われている西都原古墳群。広大な敷地の中に点在する3世紀から7世紀にかけて築かれた墳墓の数々。その数311基。日本最大の帆立貝形古墳と九州最大の前方後円墳もここにある。弥生時代の稲と鉄が築いた富と権力のランドマーク。1500年の時の経て自然の一部と化した古墳を時に荷物を積んだ馬が大地を陥没させてその存在を明らかにしたという。生い茂る夏草を古墳につながれたヤギがおいしそうに食んでいた。
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