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中村真生子の部屋


[240] 虹の大縄跳び
詩人:中村真生子 [投票][得票][編集]

山の端に日が昇り

川面に金の道を作り始めたとき

頭上の黒い雲から

パラパラと冷たい雨。

「もしや!」

と天を仰げば

「やっぱり!」。

大地から大地へと

きれいな半円形の虹。

ひとりで縄跳びをするには

大きすぎるから

「そうだ!」

みんなで大縄跳びを

するとしよう!


2012/10/02 (Tue)

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