地震があって原発事故があってそれぞれの中で芽生えた小さな思いが一年(ひととせ)を経て葉を広げ始めた。わらしべを撚るように互いの思いを結び見えないけれど確かなものとなって…。未だ葉は小さいけれど新たな兆しを刻んで…。胸の中だけを住処とするそのみどりごを大切に育てよ。
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