詩人:こちこ | [投票][編集] |
私の心の中で
育っていくもの
赤い花と 青い草
緑の石と
流れていく河のような愛情
育つもので
私の憎しみや悲しみはすっかり
覆われて
暖かく光を発して溶けてしまったんだ
心にはどうしてこんなに
真実を伝える装置があって
それをどうして人は
使えるようになったのかな
ロボットではない私たち
育つ私たち
ちゃんと動く足に
血が通っています
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もう一度太陽が見たい
もう見れないと思っていた
あのヒカル太陽
また見たいと思っていた
心から
もう駄目だと思って
泣いて地面を睨んで
そして見上げて涙で滲んで
空が見えず
また見たい
あの時の太陽
全てを照らしてくれる
影をなくしていく
母の陽のような
ぬくもりが知りたかった
私は怖がりたくない
もう一度見つけたいんだ
自分を見つけるための
自分の体と影と
ぬくもり 命と
同化するような球体
回って巡る
私の中で
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泣いていい 辛いなら
果てるまで 泣いていい
気持ちがなくなるほど
空っぽになるほど
辛いんだと全身で
泣いていい 我慢しないで
人目きにせず 泣いていい
それで死なずに済むのなら
生きていられるのならば
誰だって 辛い 泣きたい
全部出したい時がある
人間だから
生きてる意味はなくても
戦ってる
あなたは人間
泣けるのは
人です
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何が得意 何が不得意
全部ができなきゃなんて嘘
決められているの?
誰が決めているの?
完璧になれって言う人に言おう
そんな人いません
失敗しちゃいけない仕事
失敗もあるよ
誰かのせい?
自分のせい?
うまく行った仕事
それもあるよ
誰のおかげ?自分?
みんな同じでないのに
考えてることは違うのに
テストの答えは一つだった
じゃあそれは
間違ってたんじゃないの?
いろんな気持ち
言えない気持ち
言いたい心
流して歌って
表してごらんよ
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晴れの日も
曇る日も
或る線がいつも
世界に流れている
糸のように
水のように
一本また一本と
繋がるようで
バラバラなようで
不思議な規則を正しく
進んでいく
乗っかって
自分の命を乗せて
誰かの涙を乗せて
ともに行く
いつか辿り着く
豊かな明日へ
色とりどりの
人生に
一本の線に込めた夢
叶わぬ夢か
まだわからない
何もまだわからないんだね
詩人:こちこ | [投票][編集] |
叶わなくとも
いくつもの夢を数えて
生きていきたい
いろんなものを夢見て
過ごしたい
例えば行ったことのない
世界や
知らないこと
わからないこと
まだ見つかっていない星
出来ることはちっぽけで
毎日が精一杯でも
瞬間に心が奪われ
夢につながる
綺麗な風景と花
確かめることのできない風
冷たい川の水
緑が爽やかな朝の竹の音
詩人:こちこ | [投票][編集] |
君が見ている世界は
決して嘘はつかないよ
頑張ったことは
自分にかえってくる
傷ついたことは
自分の財産
誰かを傷つけたことは
自分の不名誉
そうでしょう
分かっているよね
分かっているなら大丈夫
もう、顔をあげよう
否定しなくても
全ては君を歓迎しているよ
少しずつで大丈夫
歩けるペースでいいよ
したいことは何?
分かりたいことは何?
生きていきたい気持ちは
ちゃんとあるかな?
泣くのも 笑うのも
悩むのも 怒るのも
恋をするのも 家族を作るのも
自分を見るのも 人を見るのも
君が人として生きている証拠
命を生きている証拠だよ
詩人:こちこ | [投票][編集] |
裏腹なのです
生きていたいと思えない時
苦しみを感じる時
他に生きていると感じる時が
あるでしょうか
生きる苦しみと悲しみ
そして
砂つぶのような喜びです
涙は流すのがいい
命は洗い流せばいい
汗がかくのがいい
腐った心を清めるのがいい
人は命を持ちます
与えられました
どんな人生であろうと
何が待っていようと
病気になったり
治ったり
子供から大人へ
変化したり
時は命をなぞっていく
線を引く
引いて引いて
いつか消えるまで
詩人:こちこ | [投票][編集] |
私の中に降り続く
嵐のような雨
横殴りに
私の顔を打つ
もっと降ってほしい
私の卑しい涙が
わからなくなるように
もっと降れと
願っている
青空が照らす
乾いた眼は
もう何も見えていないのか
ちゃんと見通せているのか
誰かの答えを
嵐のような雨が
ざんざんとやまない
風が強く吹き
私は身震いをした
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源から空を震わし
風が強く吹いてきた
私の心を
ガサツかせ
町を我が物のように
吹き 走り抜けていく
穏やかではない風に
私の心は
ガサツく
このような吹き飛んでいけるような
勇気がない
地を見てこの道は
楽園には続かないと知る
風に心はなけれど
自由があるならば
私なぜ風にならないのか
人のままでいて
歩き
疲れるを繰り返す
自分の生きる意味がないなら
いっそ風に全てを
売り渡したい
どうか
どうか