詩人:康介 | [投票][編集] |
『死ね』
『死ね』『死ね』『死ね』
他人をこんな言葉でののしって 傷つけて
傷つけて 傷つけて
傷つければ傷つけるほど
それは自分に撥ね返ってくる気がして
『死ね』という言葉が
急に怖くなったんだ
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世界で一番尊敬しています
姉であるあなたのことを
世界で一番憎んでおります
姉であるあなたのことを
僕という欠陥品
あなたという完成品
何でも僕より完璧にこなすあなた
誰にでも好かれ 愛想もいいあなた
僕からたくさんのものを奪ったあなた
でも僕にはあなたの罪を責めることはできない
あなたの傷に 気づけなかった僕には
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僕は寒いのが苦手なのだけれど
寒いのも悪くないんじゃないかと思う
だって寒さがないと
あったかいものをあったかいって思えなくなっちゃうでしょう
暖かい春 暑い夏 大切に思えないでしょう
僕は暑いのも苦手なのだけれども
暑いのも悪くないんじゃないかと思う
だって暑さがないと
つめたいものをつめたいって思えなくなっちゃうでしょう
涼しい秋 寒い冬 大切に思えないでしょう
寒い冬にはあったかい肉まん食べて
暑い夏にはつめたいアイス食べて
一日一日を大切に生きていきたいと思う
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何かを傷つけてしか知ることができないものがあるなら
何かを知るために他の何かを傷つけることしかできないのなら
それが生きる限り続くのならば
せめて 優しくありたい
どんなに苦しくても傷つけてしまったものたちのために
絶対弱音は吐きたくない
詩人:康介 | [投票][編集] |
僕の人生はこのままだときっと
平凡に学校に通い
平凡に就職して
平凡に生きてゆくのだろう
平凡に死んでゆくのだろう
僕が何もしなければ
きっと人生は平凡なままで
最期には自分が何をして生きてきたかも憶えていない そんな人生
変わろうと思えば変われるはず
でも
変わるのは怖い
今まで築き上げてきた 僕の世界が一変してしまうから
他人の評価が怖いから
みんなに見放されてしまう恐怖を払拭できていないから
でもこのままではダメなのだと思うのだ
いつまでもごまかして 嘘に嘘塗り固めて 生きてはいけない
だから僕は立ち止まらずに 前へ歩いてゆこうと思う
大丈夫 きっと大丈夫
この決意は嘘じゃない 逃げじゃない
これは 僕の物語
僕ががんばらなくて だれが頑張るというのだ