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康介の部屋


[121] 03/11:世界
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ああ
僕の世界はこんなにも
簡単に崩れ去ってしまうのか

恐怖で眠れなかったのは初めてだった
朝なんか来なければいいと本気で思った

もしかしたらこれは夢で
朝起きたら何事もなかったように町は廻っているのかもしれない
そう思って瞼を開けたら
太陽に照らされて町が縁取られてた

僕が22年間過ごしたこの町は
瓦礫とヘドロで塗りたくられた
別の世界みたいになっていたんだ

ところどころにある町の面影なんて
残さなくてよかったのに


そしたら別世界だって思えたのに

2011/05/13 (Fri)

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