爪先から伝わった温もり夜になる度ひとりになるんだ抜け殻の中 潜ってみてもあなたが呼べば顔出すよ黒に染まってく夜の奥にいらないものを捨ててみたけどあなたの言葉 なぜかまだ 手元に残し戸惑うよ 枕元の隅から いないのに声が響いて渦巻く胸を叩いてくまた朝焼けにおはようするよ悲しい夜明けの風から何十年経ったような薫りがして穏やかな今の温もりを包んでまた少し今を愛すよ
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