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KRINCの部屋


[7] ACERY
詩人:KRINC [投票][編集]

爪先から伝わった温もり
夜になる度ひとりになるんだ
抜け殻の中 潜ってみても
あなたが呼べば顔出すよ

黒に染まってく夜の奥に
いらないものを捨ててみたけど
あなたの言葉 なぜかまだ
手元に残し戸惑うよ

枕元の隅から
いないのに声が響いて
渦巻く胸を叩いてく
また朝焼けにおはようするよ
悲しい夜明けの風から
何十年経ったような薫りがして
穏やかな今の温もりを
包んでまた少し今を愛すよ


2010/02/09 (Tue)

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