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きよたかの部屋


[4] ラセンへ続く、片道キップ
詩人:きよたか [投票][得票][編集]

僕らは、そうやっていつも
知りたく無い事を知ったり
知りたい事を知れなかったり
やりたく無い事ばかり
やらなきゃいけなくて
やりたい事なんか
ちっとも見えなかったり

多分僕らは迷子なんだ。

"終わり"それはきっと
すべての理を知る事で
僕らはそれを知らないし
知りたくもない事なんだろう。
きっとね。

だから僕らは迷っているんだ。

宇宙の隅の銀河の片隅の惑星の中で

小さくも果てしない海に囲まれて

僕らは

いつまでも


繰り返す日々の中で
反芻する自問
最後の1つは未答
きっといつまでも、そう。

意気揚々と
始発から乗り込んだ
ミステリートレイン
儚くも永い道のり
次の駅さえ
どうやら朧気で
終着駅は
いくつもある様で

今まで出会った、いくつもの

ありがとう

さようなら

ごめんなさい

あげたり、貰ったり
けれど1つはいつでも
必ずポッケに入ってる。

一番最初にくれたのは
誰だったんだろう。

一番最初にあげたのは
誰だったんだろう。


きっと始まりと終わりは
合わせ鏡の中央で、背中合わせに笑ってる。
いつまでも、終わる事のない螺旋階段

僕の終わりから
誰かの始まり

僕らの終わりから
誰かの始まり

終わりは始まりの始まり
始まりは終わりの終わり

始まりは終わりへの予兆
終わりは始まりへの切符

そして僕らは

迷っている。

2006/11/16 (Thu)

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