| 詩人:羅憂里 | [投票][編集] |
見えるものしか見えないから
もうダメだなって思った
確かなものを求めて
考えるだけ考えて
思考は溶けていくだけ
私は形を失う
I lost shape of myself
私のことを見つけて
そんなワガママ寒気がするね
私は私だけ
I only have myself
特に無いけど
今日も生きてるんだよ
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ひとよりも
「存在している感覚」がない
だから怖い
「生きている感覚」がない
だから辛い
だから教えてほしい
会話してほしい
抱きしめてほしい
私を、見てほしい
本当に、それだけでいいのに。
それだけで、よかったのに。
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僕の
何と名付けようか、僕の人生、毎日、命
他人と同じく、でも他人とは違う、僕だけの
君に優しい、僕は優しい、誰にでも、僕にも
僕は僕が大好きだから
認めない、僕以外僕と認めない、だから君を認めてあげる
君は僕ではない君だと認めてあげる
僕のこの、素晴らしい自己愛を
自意識を
自信を
高慢を
僕は愛す、君のことも、ついでに愛してあげる
だから君は君を愛せばいいさ
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何を描こうか
わたしは
誰を愛そうか
これから
何処へ向かおうか
わたしの命をかけて
何を探そうか
わたしの
誰と生きようか
わたしの
何処に隠れようか
わたしの
命をかけて
何を遺そうか
じぶんで
ひとりの
わたしを
優しく触れようか
命を燃やすのは
まだまだこれから
わたしの命を
わたしで決める
18の夏に
何を始めよう
| 詩人:羅憂里 | [投票][編集] |
小さな私がもう失ってしまった
いつの間にか汚れてしまった
あの花のように いつの間にか散ってしまった
さようなら 私
私は 私を 殺して 生きていくから
でも 忘れない きみのことは 忘れない
きみのなかから私は生まれる
生まれる この命 明日も生きる
さようなら 私
私の命をあげる 明日の私に
夜の声に耳を澄ます、それは小さな私の声
夜の暗がりに意味を成さず、それは小さな私の願いだった
もっといい歌が歌えたはず
もっといい人と出会えたはず
もっといい言葉が紡げたはず
なんにもなくなって、からっぽの私
私は 私で なくなる
さようなら 私
| 詩人:羅憂里 | [投票][編集] |
明日の朝には、晴れるかな
君の涙が、乾くかな
小さな私が、変わるかな
いくつの命が、始まるかな
この世のすべてが、輝くかな
それを、希望というんだ
私たちは、眠る
誰かが起きている隣で
誰かが泣いている隣で
私たちは、笑う
希望を握り締めて
きっと心に、たったひとつ、自分だけのために
守るように、愛すように、そっと、息を止めるように
握り締めている
生きていく、希望という名の決意
| 詩人:羅憂里 | [投票][編集] |
自分で書いた文章が一番好き
やっぱり一番落ち着くし
一番共感できる
だから大好きだよ
あの頃から年月経って
私は少しは成長して
いろいろ変化もあったけれど
きっと何か大切なものは変わっていない
ここに帰ってくると
過去に支えられて生きてるんだなって思う
私は私だ
私はいまだ自分で自分のことがよくわからないけれど
私のことは私にしかわからないってことわかってるよ
他人に理解されなくとも
君の詩を読むとわかるんだ
| 詩人:羅憂里 | [投票][編集] |
君を愛している私が好き
君が愛してくれる私が好き
一人の時 私は私が嫌いになる
何の長所も見当たらない
惨めで
自分が大嫌いになる
君を想うと 君だけになるよ
私は
君を想うと 自分を大切にできるの
優しい気持ちになれるんだよ
君が大好きだから
だから私は生きていられます
君を愛すことで私は生きています
呼吸をしながら思うんだ
愛することは 生きること
| 詩人:羅憂里 | [投票][編集] |
電源切ったスマートフォンをじっと見つめていたら あれ
君の姿を夜空に描く わたしってロマンチスト?
きらきらきらと星をこの手に
繋いだその手に
距離を超えて
君の存在を今この場へ、私の隣で
眠りにつこうか
抱きしめた ぬいぐるみは
わたしよりも君のこと知ってるんだ
わたしよりも君と一緒にいたんだ
そんな君にキッスを
ほんとは遠い、君にキッスを
連絡のこないスマートフォンをじっと見つめていたら 雨
いつだって早く逢いたいな 心の中で電話する
君の声はわたし大好きなの
もちろん他も全てよ、残さず食べるよ
ふわふわふわと甘い夢をこの胸に
繋いだその胸に
誤解を超えて
私の存在を今その場へ、君の隣で
さぁ、目覚めたよ
抱きしめた 君のぬくもりは
ぬいぐるみには無い体温だね
君の大きな背中に胸に
火傷してしまいそうだよ
おはようのキッスを君に
永遠のキッスを君だけに
二つ頭合わせてスマートフォンを枕元
君の微笑みをまぶたに描く 君が今、ここにいる
君の匂いがここにする!
ひらひらひらと花弁をこの手に
握りしめたその手に
思い出を超えて
二人の存在を今この場で、二人一緒に
眠りにつこう!
朝の陽が起こしにくるまで!
ぬいぐるみが、わたしたちのこと
見てるけど、気にしないでしょう?
おやすみのキッスを君に
そして、おはようのキッスを、わたしにも。
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どんどん狂ってくんだろう
どんどん壊れてくんだろう
私は 私は ちっちゃい私は
君への想いでいっぱいいっぱいになって
あっという間に容量を超えて
私は何も考えられなくなる 君以外に
簡単な、単純な、純粋な、この愛は、この心は
どんどん堕ちてくんだろう
どんどん染まってくんだろう
私は 私は 醜い私は
こんなにも汚い感情を君に押し付けて
愛される自分を遠くから嘲笑って
私は君をダメにする どろどろに溢れる想いで
欲深な、破廉恥な、狡猾な、この愛は、この心は
でも君とこうして唇を合わせて
お互いを舐め合って貪っていると
生きる希望が湧いてくるんだよ
君は私を生かしているし
私も君を生かしているって
わかった今、幸福に支配されてしまった、私の、
この愛は、この心は