ホーム > 詩人の部屋 > 羅憂里の部屋 > 過去の話。

羅憂里の部屋


[71] 過去の話。
詩人:羅憂里 [投票][得票][編集]



雨の音に打たれて

感傷的になってただけじゃあ、なににもならない。

僕は変わったんだ、この春に

全て脱ぎ捨てて、新しいもの身に纏った それは


欲張りなのかもしれない、嘘つきなのかもしれない

それでも

過去を振り捨てたとしても、結局
現在ここにあるのは、確かに自分だった


過去を全部含めて、僕そのものだった


だから。


どんなときでも、僕は認めてしまうのだろう、
可愛がってしまうのだろう、

こんな、駄目な、自分を。


あの過去なんて、風に流して。






2013/06/01 (Sat)

前頁] [羅憂里の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -