詩人:くいな | [投票][編集] |
幼い頃
大人は
なんでも知ってて
なんでもできる
と思ってた
20を過ぎて分かりました
そんなあなた達も
こうして
日々疲れ、迷い、苦しんでいたんだと
先生
大人の入口がやっと見えてきました
詩人:くいな | [投票][編集] |
世界にはたくさんの人間がいて
その中で様々な出会いが生まれる
君との出会い
あの時君と会えた事で
今の自分がある
これは元々決められた運命なのか
否、違う
これは些細な偶然なのか
否、やはり違う
僕達は出会うべくして
こうして出会った
運命や偶然とは違う、
必然性という不思議な力で
僕達は
これからも新しい
恋人、友達、先生、上司
との出会いに遭遇するだろう
その度に
その貴重な出会いを
意味のあるものに、
そして大事にしてゆきたい
詩人:くいな | [投票][編集] |
君といるこの時間
世界はずっと止まっていて欲しいのに
空は蒼から朱へと変わりゆく
どんなにくだらない話も
どんなに永い沈黙も
君の瞳を観ていられる事で
僕の心は満たされゆく
時間が止まる事がないのなら
ふたりで一緒に歳をとろうか
詩人:くいな | [投票][編集] |
バカな事を話して
バカな事で笑って
世界の悲しい出来事なんて
なかった事のように
もっともっと話しよう
もっともっと仲良くなろう
キスをしたいんじゃない
手を繋ぎたいんじゃない
ただ
君の笑顔を見ていたい
詩人:くいな | [投票][編集] |
『あの頃に戻りたい』
こう思う事は
今の生活を否定する事に
これからの成長の妨げになる
分かってる
分かってるけどさ
『あの頃に戻りたい』
そう思わずにいられない
困難も苦にならなかったあの頃に
振り向けばいつもあいつがいたあの頃に
本当に楽しかったあの日々
帰ってこないものだろうか
詩人:くいな | [投票][編集] |
日々笑い、幸せを感じるのは人間
日々疲れ、苦難の道を歩むのも人間
どんな日々を過ごしても、
時は流れ、
新しい季節がまたやってくる
あなたが望むものは何?
この瞬間をどう生きるかではなく、
今何をしたいかを感じる事があなたにとっての幸せになるはず
ほら、
また朝がやってくる
いつものように
鳥のさえずり、
街行く人の足音が聞こえてくる
こんな朝は
毎日あなたを迎えてくれているんだよ
さぁ
一息ついて玄関を開けようか
詩人:くいな | [投票][編集] |
男は自らの生き様を背中で語る
男は道なき道を突き進む
男の歩いてきた後には
迷う事のない一筋の道ができている
男は死ぬまで【自分流】を磨き続ける
男は格好悪い所にカッコイイ所を見つける
女には理解できない男の憧れ
男故に描ける夢
バカにされても、それはそれで良い
そうさ、
理想に向かい前進し、
迷いながらも
自分の道を切り開け
詩人:くいな | [投票][編集] |
ここはゆりかご
ぼくは愛の結晶となりこの世に生をうけた
家族からは大事に育てられている
温かい布団
甘いおかし
顔を覗かす人はみな笑顔
こんな幸せな事はない
目を覚ませば
ここはおんぼろアパート
大きな夢を抱き
ひとり都会に飛び出したんだっけな
ゆりかごの記憶が
現実の壁にたじろぐぼくを
勇気づけた
詩人:くいな | [投票][編集] |
澄みきった青空を見上げ、
『自由な空を大きな翼で飛びたい』
と思っていた
すると
小さな雀が私に話しかけてきた
*
*僕には翼があるけれど
*
*僕には君のような手はないよ
*
*僕達は遠い昔に手を犠牲にして
*この翼を手に入れたのさ
*
*僕は君のような
*どんな夢でも掴み取れる
*その器用な手が欲しいよ
*
*
*自由に空を飛んでる様にみえるのかい?
*
*辛さや痛みを知らずに生きていける生き物なんていないよ
*
そう語ると彼は
大空へと羽ばたいていった
我に返ると
私は無限に広がる大地を
足をしっかり踏み締めて歩いていた