詩人:くいな | [投票][編集] |
ダメな奴だと思われるのが恐いよ
みんなの言葉を聞くのが恐いよ
みんなに会うのが恐いから
僕は部屋に引きこもるよ
引きこもりは楽しいよ
人の顔色を伺わずに、
好きな事できるんだもん
引きこもる程に
みんなに会いたくなくなるよ
会った時、
僕の事をどんな眼でみられるか分からないから
みんなの場所に僕の場所が見当たらないよ
僕はそこにいてもいいの?
この苦しみをどうしたらいいの?
この辛さをどうしたらいいの?
みんなともっとお喋りがしたいのに
みんなと話をするのが恐いよ
自分を守る事しか考えられない
自分に甘える事で現実から逃げる
これではダメだと分かっていても
玄関の扉が開けられない
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大切な事から目を背けて
楽な方へと逃げてゆく…
大切な事から目を背けて
大人の真似をするばかり…
カッコイイ言葉ばかり覚えても、
蓋を開ければただの子供
結局、
責任を…リスクを…現実を…
無視した子供のオママゴトだったわけね…
オママゴトの包丁がおもちゃであるのと、
オレの言葉に重みがないのは、
同義なわけで…
遠い楽園を夢みるんじゃなくて
足元の地面をしっかり踏みしめて歩かなくっちゃ
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いつも世話になってる人が怒るのが怖くて
『いつもありがとう』
って、言ったんだ
そしたら彼女は
にっこり笑って
『どういたしまして』
オレを守るために放った言葉が
大切な人を笑顔にさせた
ただ、彼女の不機嫌を回避したかっただけのオレは
その素直な笑顔を直視できなかった
申し訳なくて…
申し訳なくて…
今度は…
これからは
自分を守るためでなく
相手を想って
『ありがとう』
を言おう
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困難な事を成し遂げる時、
君は決意するんだ。
『自転車で日本を横断する』
『ダイエットする』
『彼氏にフラれてしまった事を認める』と。
でも、やっぱり
『箱根の山で足が動かなくなった時』
『1ヶ月たっても体重が減らない時』
『彼のやさしい姿を思い出した時』
君は
決意を貫く事をためらってしまうんだ。
逃げ道を探してしまうんだ。
それでいいのさ。
うん。いいんだよ。
どんな人でもその瞬間は訪れる。
それは決意が足りなかったんじゃない。
君が弱いんじゃない。
それが人間なんだ。
それでも
『まだまだやれる』と
勇気を振り絞れる人間だけが
その先に新しい景色をみる事ができる。
決意の価値は
君が逆境を乗り越えた時に生まれるものさ。
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美しいのは
【決意】という名の灯火ではない。
大海原で歯を食いしばりながら舵をとる、君の汗に反射した【決意】の灯火なのさ。
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詩人:くいな | [投票][編集] |
オレの中で眠り続けていた
小さな感情がついに眼を覚ました
少年時代に捨てたはずの、
大嫌いな“ボク”が
まだここにいたのか…
『もっとボクを見て!』
『もっとボクをかまって!』
『もっと甘えさせてよ!!!』
張り裂けそうな悲鳴
突き刺さる程の切ない叫び
“ボク”が耐えてきた分の
すべての感情に、
大人のふりをしてた俺の鎧は
吹き飛ばされちまった…
それでも俺は
“ボク”を懐に隠して
それでも俺は
薄い甲冑に身をかためて
戦わなきゃなんねぇんだ!!
うるせぇ!!
邪魔だ!!
黙ってろ!!!
どんなに叫んでも…
どんなにもがいても…
それでも“ボク”は…
それでも“ボク”は………
強くなりてぇよ………
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※絶望に君の心が芯まで侵食されていなかったら、どうか耳を貸して下さい
☆☆☆
『食べたくても食べられない人もいるんだ』と言われ、
給食でどうしても食えない物がある子供が、
昼休み中も食わされ続ける。
友達と遊ぶ貴重な時間を潰されてまで対峙しなきゃいけないそいつの苦しみと、
食いたくても食えない奴の苦しみ、
どっちが重いとか比べるのはナンセンスだろ。
どっちもマジで苦しいからね。
☆☆☆
誰かのコトバです
つまり、
他にも君くらいの苦しみを持ってるヒトなんかいくらでもいるはず。
でも、
君の苦しみは君自身のリアルであって、
君だけに与えられた権利なんだ。
だからこそ、
君じゃなきゃぶち当たらなかった壁だし、
それは
君が越えなければなられない現実なんだ。
君の中で
『こんなトコで足踏みしてる場合じゃない』と、
何かがモゾモゾ動いているはず。
君は君の力でその苦しみにケリをつけなきゃいけない。
無理をしないで、ひとつずつゆっくり片付けてしまおう。
努力すれば、自分らしさと真っ正面で向き合えるはず。
そうすればきっと一皮むけるから。