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くいなの部屋


[15] 幸せ列車
詩人:くいな [投票][編集]

逆境という名の終点
幸せだった日々が終わる場所
いつまでも
乗っていたいのに
いくら頼んでも
強制下車

幸せ列車は
思い出だけを残して
車庫に入る
それを見送る僕は
ただひとり途方に暮れる

鳥のさえずり
流れる雲
すべては進んでいるのに
自分だけが止まっている

いつになれば
次の列車は
来るのだろうか

僕に
次の列車に
乗る勇気は
あるのだろうか

そしてまた
ひとり途方に暮れる

2006/01/30 (Mon)

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