詩人:華亥羅区凶 | [投票][編集] |
乾いた風が頬をなぜル
壊れた風車が少々軋ム
呟いた言葉風に吹かレ
何時しか雲の糸の様に消えタ
昔は変えられないと信じてタ
運命が動き出ス
動かせる事を知っタ
風に吹かれんナ
自らが風になろうゼ
信じたものが壊れてモ
続き見る勇気だそうゼ
それなりの探求心が大事だロ
口は出さずたまに傍観してみたリ
観察日記つけるのもなかなカ
一番言いたい事はナ
悪い事は言わなイ
自分を自分で終らせねぇでくレ
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ブツブツブツブツ
独り言
イライライライラ
青筋ピクピク
口に出さなくともわかるよな?
俺は怒ってる
キレてる
わかってるよな?
ブルブルブルブル
恐怖に縮む
アハハハハハハハ
恐怖のあまり狂いそう
なんで怒るの?
なんで打つの?
なんで?なんで?
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
…
この声は届かず
涙すら流さず
傷付け
奪う
心もろとも
言葉は皆無
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『 ヘルファイア …道化師人形を焼き尽して…』
その ゆらゆら
ぼく すきなの
すごく あついから
さわれないんだ
でも
ぼく すごくすきなの
ことばにはしないけど
さわれなくても
とおくから
てをかざせば
ほら
あったかい…
あ…
思い出して涙溢れ
切ない詞
忘れていた
通りすがりの
お爺さんに
君に歌う歌と
僕の躯に糸を
貰ったけれど
勝手に動かして
歌った口を
針金で縫われちゃった
君の誕生日
二人きりで初めて祝った
君の為に愛の歌を
ケーキにはヘルファイアが立って
躯は糸に踊らされる
瞬間
落ちたケーキ
瞬間
燃えるマット
呆然と僕
慌て君
レースのカーテンに燃え広がって
あっと言う間に全部を燃やす
お家の大きさのおっきなろうそく…
小説の放火魔の初犯の家みたいに
バチバチなりながら家は燃えて
君は
僕を連れて逃げたんだったね
でも僕
どうしてもペットのハムスターを助けたくて
中に入ってしまったんだ
もう歌えない口と一緒に
躯はまた炎の中で踊って
ララララ…ララララララ…♪
ヘルファイア♪
ヘルファイア♪
君はこんなに暖かかったんだね♪
さぁ
ぼくを暖めて…
抱き締めて…
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誰か色を教えてください
思い出にすら色はなく
文字のようにダラダラ出てきます
誰か声を教えてください
表情はわかるんだけど何をそんなに悲しんでるの?
思い出せないフリをしてみんなを困らせました
でも1ヵ月もすると
誰も構ってくれなくなりました
誰か…
誰か…
今度はホントだよ
貴方達だぁれ?
ほら
眼も見えないよ
眼からドロドロしたのが垂れてきてるよ
そっちからならわかるよね
血でしょ?
ネェ
寂しくて死んじゃう
僕うさぎさん
誰か触って
誰か望んで
寂しくて死んじゃうよ
僕うさぎさんだから…
僕が死んだら泣いてくれますか?
詩人:華亥羅区凶 | [投票][編集] |
優しさを
忘れたいから
悲しみだけ
思い出して
幸せとか
忘れたいから
後悔を
此処に埋めた
あなた
アナタ
貴方
彼方
優しいアナタ
アナタと居れば
幸せだった
過去
私はもう
思い出したくない
アナタの憂いを帯た微笑み
私はもう
思い出したくない
アナタの暖かな指先を
決して叶わない夢なら
壊してしまえばイイ
きっと
夢なら
覚めるはず
アナタをみた夢ならば
いつか覚めるはず
だと
信じて
欲望を隠した
としはもいかぬ
子どもの夢だと…
信じて…
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水色の真ん中に浮かぶ白いベット
緑色の隅に震えるオレンジの鳥
黒色のそこら中に散らばる赤の双眼
幻想が思考を支配し始めた
君達さえ幻想の奥でチラチラとして
何時か材料にされるのを待っているように見えた
僕はもう終りさ
そしてそれはまた
始まり
感動をした頃の事
手探りで思い出して
悲しみに埋まる君に
戒めの欲望で夢の様な快感を求める
大人になんかならないよ
子供なんかじゃないよ
矛盾が交差して夢を打ち消す
まだ見ぬ欲望の夢をかいま見た
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俺の言葉を聞いてな
支配は俺の力で
お前なんて目じゃねぇ
お前はひれ伏してれば良いんだ
俺の言うことを聞いてれば良いんだ
俺の後ろにいれば良いんだ
お前は俺のもの
声も
体も
心も
俺以外の
誰のものでもない
黙って組み敷かれていれば良いんだ
わかるよな
お前なら…
俺が
幸せにしてやるから…
どうか俺を捨てないで…
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不安な夜を越えるのは
毎度のことながらやはり不安で
一度みた夢を望むほど安定がなく
振出に戻ることすら恐れていた
めまぐるしい日常なら未だしも
暇で退屈なのが日常なのだから
考えることが多いのだ
口に出さず
不安は常に
人の友なのか?
それを聞いた
想像の
龍は嘲る
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風になる
迷いながら
言葉は
イズコへ
笑いながら
君と二人
教会の前で
祈る度
言葉交す事もなく
たんたんと祈るだけで
あの頃は良かったと
思う心閉じ込めて
神話の愛に
純情取り戻そうと
何時までも
祈るだけ
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暗闇は
ただ僕をジワジワと染めて逝くだけで
闇一色にはしてくれない…
闇に恋した僕を誰が否定しても尚
君を愛したことは悔いません
妙美とでも言おうか
その美しき黒さを
君は見ることはできない
もったいねぇ
自分が美しいと唱う者より遥かに純粋で…
汚れることすら自分の一部に出来る君
見付ける事は容易
なれど追う事の難しさは書ききれぬ程で
泉のごとく発生も希
砂漠にある音など風のみで
自然は其中ですら活きる
君は自然以上さ
砂漠は此時代と言うことにするのも又一興
求めるのは亀のような求婚
目の前で決闘を
そこら中に咲く砂漠の花の棘に
むしろ心を傷つけられ
痂が君の肉を隠す頃
又逢いましょう
今夜のデザァトは
サボテンの果肉
毒を食らわばもろとも