詩人:華亥羅区凶 | [投票][編集] |
静かな呟き…
狂気の叫び…
復讐の音色…
頬に染み付いた
レッドブラッド
他には何も感じないと
一人で歌にした筈の言葉が
君の口を突いて出る
唇を
返り血の着いた甲につけて
愛している
と
呟きながら
微笑んだ
また消した…
もっと消したい…
さらに悪夢を…
新品の純白ドレス着込んだ貴族…
初めて己の稼ぎで物を買って喜ぶ子供…
どっちでもいい…
復讐の続きを…
誰でもいい…
笑いながら殺戮を…
涙流す奴も容赦無く…
叶わない愛に
黄色い花を捧げ
まだまだ…まだまだ…まだまだ……足らない
君の唇貪って
これで最後だと
告げた
それから
二度と
君のもとへは
帰らなかった…
もう君の名さえ覚えていない…
君を消しかねない
だから
俺が消えた…
闇の名は
俺の名
復讐の名は
君の名アイリス