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華亥羅区凶の部屋


[17] クライム〜罪〜
詩人:華亥羅区凶 [投票][編集]

永遠の闇に落ちて行く

君を好きになってから俺は…

空に上る階段を失った


かわりに落ちてきたのは小さなスコップ

『こんなんで、地獄までの穴なんて掘れないっつーの』


君を好きになったようで、

ただ君を奪っただけだった…

それに気付いたのは
君がただの奴隷のようになった時


後悔先に立たずなんて言葉、
知らない方がいくらか惨めさも悲しさもマシだったろうけど


君を奪った時の俺は
ただの動物のようになってた気がするから

君を裏切ったことすら知らなかった


俺は本当は君に奪って欲しかったんだ

我慢の聞かない俺…
『ハンプティー・ダンプティーより…お前の方が脆かったんだな………あぁ…そうか…だから、俺を壊すことすらできなかったんだな…』

苦笑いして、君が天国にいることを望みながら


俺は本当は君に奪って欲しかったんだ

我慢の聞かない俺…
『ハンプティー・ダンプティーより…お前の方が脆かったんだな………あぁ…そうか…だから、俺を壊すことすらできなかったんだな…』

苦笑いして、君が天国にいることを望みながら


罪の名のつくスコップで土を掘り続けた…



2004/01/14 (Wed)

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