詩人:華亥羅区凶 | [投票][編集] |
暗闇は
ただ僕をジワジワと染めて逝くだけで
闇一色にはしてくれない…
闇に恋した僕を誰が否定しても尚
君を愛したことは悔いません
妙美とでも言おうか
その美しき黒さを
君は見ることはできない
もったいねぇ
自分が美しいと唱う者より遥かに純粋で…
汚れることすら自分の一部に出来る君
見付ける事は容易
なれど追う事の難しさは書ききれぬ程で
泉のごとく発生も希
砂漠にある音など風のみで
自然は其中ですら活きる
君は自然以上さ
砂漠は此時代と言うことにするのも又一興
求めるのは亀のような求婚
目の前で決闘を
そこら中に咲く砂漠の花の棘に
むしろ心を傷つけられ
痂が君の肉を隠す頃
又逢いましょう
今夜のデザァトは
サボテンの果肉
毒を食らわばもろとも