詩人:華亥羅区凶 | [投票][編集] |
それは
ロウソクの
炎の
揺らめきに似て…
それは
雲が
形を変え
それでも空を
失わないのに似て…
それは
雨が洪水を起こそうと
全て流しきらないのにも似ていて…
あぁ…
そこは私の楽園
私の
中から
無意識に出てくる
不安な私
あぁ…
それは過去にも
未来にも行けぬ事に
似ていて…
あぁ…
それは
ピアノの詩狂曲と
似て似つかぬような儚さ…
記憶の片隅に空いた穴から
貴方を救い出して…
何時か貴方がしたように
自分を励まして見せた
そしたら貴方は
最後に微笑んでくれたわ…
『ごめんな…』
何故そう言ったのかは
分からなかったけれど
貴方の声が聞けただけで
私は一杯だった…