詩人:くまごろX | [投票][編集] |
気配がする そう君は呟いた
僕は心配になる 何気ないその一言で
君の心は脆い そう思っていたから
好きだなぁ 次にそう君は呟いた
僕は驚いて 君の目を見た
顔が 目が 微笑んでいた
君は脆くなかった もう脆くなかった
雨の匂いを 優しく感じられる 君になっていたんだね
詩人:くまごろX | [投票][編集] |
僕の後ろに 影があった
長い長い 暗い影
ずっと居たんだ その影と一緒に
それは僕が前に進んでも ずっと在った
忘れられない記憶と共に
強くなろうと あがいた
あがいても あがいても 存在を忘れていた
その真っ暗な影の存在を
でも ある日 拾い物をしたんだ
かがんだ瞬間 影が灰色になった
手に取った瞬間 影が失くなった
手に取った 拾い物
それは大切な今だった
今を生きよう
教えてくれた 君の言葉という 拾い物と共に