詩人:与末居 | [投票][編集] |
旅立ってしまった
彼らたちに
残されたのではない
生かされているんだ
勘違い筋違い
生きるっていうのは
何がしか犠牲を放って
初めて成り立つものだから
私たち人間や
他の動物も同じ
生命は
生命でしか紡げないから
生きることは
救われ続けた結果
紡がれた
彼らの生命の分まで
生き続けなければ
生き抜かなければ
先に旅立ってしまった
彼らを
喜ばせてあげよう
せめて彼らの希望が
費えぬように
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お互いが
衝突し合うのは
当たり前じゃないのか
お互いがお互いの
毒を吐いて
スッキリしたら
それでいいジャマイカ
ほんの少しだけど
何かが見えてくるだろ
何も見えない
言い合いよりも
何かが見える
言い合いの方が
幾分かマシだろう
お互いに
歩み寄ればいいじゃん
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歯で爪を切って
指の皮を噛んで
口の中を切って
深爪をして
擦り傷
切り傷
刺し傷
真っ赤に染め上げる
イライラ落ち着かない
テンション舞い上がる
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血の繋がっている
身内の言葉を
そっくりそのまま
信じてやる事が
できないというのは
なんか嫌だよ
なんて
軽い調子で言ってる
キミのカオが
なぜか悲しそうに
俯き陰り
見えたのは
気のせい だよね
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何か淋しい
貴方が居なくなる
それだけで
もっと
話したかった
もっと
近づきたかった
存在を否定して
必要なくなったって
言わないで
間違いは
誰にでもあるんだから
ぼうに振らないで
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優しくしただけなのに
いたぶられて
慰めようとしただけなのに
嫌われて
甘えたいと思っただけなのに
冷たくあしらわれて
誰も分かってくれないの
自分にしか分からないの