与末居の部屋
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[145] 表面
総てのものから
逃げたかった
ワタシにはもう何も
残っていなかったから
2006/02/26 (Sun)
[144] なみだ
ぱらぱら
ぴちゃぴちゃ
妖しく吐息のように
聞こえる
耳に付くあまおと
憂欝な気分にさせる
降り始めのマイナスイオン
匂いにまた憂欝な気分
長靴で
あまみずを弾いて
ちゃぷちゃぷ鳴らす
貴方を思い出して
瞳から
大粒の雨を流すの
2006/02/26 (Sun)
[143] 遥か遠く
彼方へと
ある遠い何かを
見つめていた
もう
手の届かない処へ
行ってしまった
遠い何かを
2006/02/26 (Sun)
[142] なのに
過去に縛られて
折角救われた命
なのに
生きようとしない
前を見ようとしない
2006/02/26 (Sun)
[141] 証明
人生 存在した証
あの人が確かに
生きていたことを
誰かの記憶に
留めておきたかった
ただ それだけなの
2006/02/26 (Sun)
[140] 返恩
もしも
守りきれなかった時
苦しむのは 誰であろう
その優しさが
アダになる事もあるんだ
2006/02/25 (Sat)
[139] 後で悔やまないように
たとえこの罪が
許されなくとも
たとえこの行為が
報われなくとも
傷つくことを恐れず
決して強くないけど
なにもせずに
後悔はしたくない
2006/02/25 (Sat)
[138] 尊敬と愛情の区別
特別な感情
それは “尊敬”
君の意志の強さを
逃げずに立ち向かう
その勇気を
応援したいと思ったから
でもそれは
“愛情” なのかな
2006/02/25 (Sat)
[137] ね 帰ろうよ
昔の事なんて分からない
今しか知らないもの
今しか見ていないもの
だから今の貴方が好き
昔なんて関係ない
大事なのは「今」だよ
だから戻っておいで
私の所へ みんなの所へ
ね 帰ろうよ
ね 戻ろうよ
本当の貴方の姿に
2006/02/25 (Sat)
[136] 漆黒の闇
悲しみと
絶望と
恐怖と
全てを呑み込む黒い闇
虚無
2006/02/25 (Sat)
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