急ぎ足になって
気にしながら前と後ろ
しっかりと
地を踏みつけたそこは
にこにこ　お天とさま
陽を浴びながら
皆のいる場所へ
息を深く吸い込んで
陸の上の場所へ
憩いの場所へいこうよ

体で埋めようと思えば
体で埋められるけれど

心の全ては埋まらない

そんなの　寂しいだけ
そんなの　虚しいだけ
そんなの　哀しいだけ

ここにはいないのに
居るような気がして
名前を呼ぶ

ただいまって言ったら
おかえりって
言ってくれるような
そんな気がして

呼ばれた気がして
その場所を覗き込む

勿論　いないんだけど
いつもいた場所だから
気になって気になって
その場所を覗き込む

夢も誓いも　約束も
何もかも終わったら

その時は　身も心も
全て　愛する貴方に

一度優しくされると
一緒に寂しさも
覚えてしまうから

優しくなんてしないで



でも一生

優しくされないより
出会わなかったより

ずっといい

遠い　まだ遠い
越えなきゃ
追い付きたい

走っても
手を伸ばしても
届かない

いつも
背中ばっかり見てた

悔しいけど適わない
憧れてたんだ

貴方に　出会うまで
知らずにいただろう

嫉妬　不安　疑う心

唯一　しずめる事が
出来るのは貴方だけ

傍に誰かが居ないと
好きな人が居ないと
誰かに頼ってないと

自分ではなくなって
押さえきれなくなる
制御が効かなくなる

そんな気がするんだ

肌寒いこの月に恋した

暖かさを求めてのこと
寂しさを埋めたかった

ある１つの恋
今終わりを告げんとす

時間だね
時間だよ

時は来たり
時は留まらず
時は過ぎる





※zeitlich gebunden sein
【独語】時間に縛られる